技能五輪全国大会は、国内の青年技能者(原則23歳以下)を対象に、技能競技を通じ、青年技能者に努力目標を与えるとともに、技能に身近に触れる機会を提供するなど、広く国民一般に対して技能の重要性や必要性をアピールし、技能尊重機運の醸成に資することを目的として実施する大会です。(本選:令和5年11月17日~19日開催予定)
愛知県地域技能振興コーナーでは、第61回技能五輪全国大会「洋菓子製造」職種愛知県予選を開催しました。
今回の競技課題はマジパン細工(注)3種類の製作で、制限時間は1時間です。
材料となる粉末に水を加えながら、よくこねて様々な色を付け、各自で用意したスケッチを基に造形していくもので、自由な発想の下にイメージを的確に形にする技能に加えて、手際の良さも求められます。
始めは緊張した様子でしたが、競技に入ると皆さん真剣な面持ちで作業に取り組み、動物のキャラクター、女の子や赤ちゃんの人形など、とてもカラフルで個性的な作品の数々ができ上がりました。
競技後の講評では、3人の競技委員が一つ一つの作品に対し、繊細な造形の方法や色使いの工夫、形に変化をつけることなどのアドバイスを行い、真剣に耳を傾ける皆さんの姿勢からは、技能向上への意欲が伝わってきました。
11月に開催される技能五輪全国大会洋菓子製造職種の出場選手は、今回の予選参加者の中から選ばれます。選手となった皆さんには、ぜひ入賞を目指してがんばっていただきたいですね。
注 マジパンとは、アーモンド粉末と砂糖を混ぜ合わせたお菓子のことで、ケーキの飾りなどでよく用いられます。
「洋菓子製造」職種
実施日:令和5年2月28日
会 場:名古屋スイーツ&カフェ専門学校
参加者:7人
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